問題を認識し改善の道筋をつけよう
2019年12月16日 カテゴリ: 会計
B/Sは、経営者の経営に対する考え・ポリシーが映し出されるため、「経営者の顔」とも言われます。健全な会社のB/Sは、現金預金が潤沢で、不良債権、不良在庫、不要な機械設備、含み損を抱える資産などがない健康体です。それは、日常の売掛金・在庫の管理がきちんとできており、さらに黒字経営を続けることで、不要な資産の処分損を利益で償却できるからです。
一方、赤字続き、節税のため利益を出さない会社は、黒字によって不良債権、不良在庫、不要設備、含み損を抱える資産を処分することができず、肥満体から抜け出せないばかりか、新たな借り入れも難しくなります。肥満体のB/Sを改善し、経営基盤を盤石にするには、経営姿勢を改め、黒字経営を目指すしかありません。黒字(利益)をもとに、不良債権、不良在庫、不要資産を整理する方針を定め、道筋を立てて、取り組んでいきましょう。