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月次決算データは経営者と社員、金融機関、会計事務所との共通語④-2

2018年9月11日 カテゴリ: 税金

必要に応じて、月割計上する

  月次決算の12か月分の累積が、期末の決算数値になります。ところが、期末の決算数値と、毎月、業績確認をしてきた結果とが大きく異なっていては困ります。

  業種にもよりますが、月次の損益や経営者の経営判断に影響するような金額の大きいものや重要性の高いものについては、月割や概算額を計上して発生額を平準化し、損益への影響を回避することができます。

減価償却費・賞与見積額の計上

  減価償却費は期末に一括計上するものですが、年間見積額を月割計上すれば、月次の業績に反映させることができます。

賞与は、年間の見積額を月割計上すれば、賞与支給月に費用負担が集中することを避けることができます。

在庫の計上

  実地たな卸を毎月行って、月末の在庫を計上すれば、毎月の売上原価と粗利益を掴むことができます。しかし、毎月の実地たな卸は容易でないため、金額の大きい商品に絞る、予定原価率によって概算計上する、などの方法によります。

年払いの経費の月割計上

  労働保険料や固定資産税、損害保険料など年払いや特定月にまとめて支払う経費のうち、月次の損益に大きく影響する項目については、月割で計上します。

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