決算の基本の「き」を学ぶ④-2 ~たな卸資産の決算手続き~
2017年2月4日 カテゴリ: その他
どうして実地たな卸をするのでしょうか?
商品受払帳をつけていて帳簿上の在庫は確認できている場合でも、実地たな卸をする必要があるのでしょうか。
費用収益対応の原則によって期中の売上に対応する仕入原価を確定させて、残ったたな卸資産は翌期の売上に対応させるため期末在庫として繰り延べます。
決算手続きでは、実地たな卸を行い、商品受払帳の帳簿残高が実際に保有してあるかどうか、その実在性を確認します。
帳簿残高と実際の残高に誤差があるときは、
どうすれば良いのでしょうか?
誤差の原因を確かめましょう。出庫時の記入ミスやもれ、現品の紛失、品違い、無断出庫などが考えられます。誤差が生じないように手当てすることも、経営をより良いものにするために必要なことです。
誤差が大きければ、それだけミスやもれが多いということなので、改善すべき点がないか確認してみましょう。