決算の基本の「き」を学ぶ②-2 ~貸借対照表の残高を確定する~
2016年12月10日 カテゴリ: その他
流動資産(負債)と固定資産(負債)はどう分類する?
貸借対照表をみると、資産の部は、流動資産と固定資産に分類されて表示されていますが、どのような基準で分けるのでしょうか。
分類には1年基準が適用されます。1年基準は、期首から1年以内に現金化される、または1年以内に支払期限が到来する資産・負債は流動資産・流動負債として、1年を超えるものは固定資産・固定負債に分類する基準です。
1年以内は「流動」、1年超は「固定」と覚えればいいのです。
ただ、営業活動から生じる資産(棚卸資産、売掛金、受取手形)と負債(買掛金、支払手形)は、保有期間の長短にかかわらず、すべて流動資産と流動負債にする営業循環基準を適用します。