「金融検査マニュアル」廃止で中小企業の融資環境が変わる!①
2020年2月24日 カテゴリ: 金融
Q1 これまで金融機関は、なぜ、融資判断において企業格付けを重視してきたのですか?
A1 バブル経済崩壊後、多額の不良債権を抱えた金融機関の財務内容に懸念がもたれ、いわゆる金融危機が起こりました。対策として、1999年、金融庁は「金融検査マニュアル」をもとに、融資先企業の決算書の数値による企業格付けを重視した検査を行いました。その結果、金融機関の融資姿勢が企業格付けを重視するようになったわけです。