小さな会社の「必勝の経営術」⑤-2
2019年11月18日 カテゴリ: 経営
弱者の戦略⑤
弱者は、市場規模が小さな商品に力を入れよ
これまでも説明したように、商品戦略の目的は、小規模や部分など小さな市場において市場占有率1位の商品を作ることにあります。限りある経営力で1位の商品を作るには、「社長の性格」「社長の経営」「自社の規模」「競争相手」の4つを踏まえて、1位を目指す重点商品を明確に決める必要があります。具体的には、次のような商品を探しましょう。
①特徴がある商品
特徴がある商品は社長の性格や社風に合っており、さらに顧客からも支持されているものです。「特徴がある商品をより強くする」ことで1位になる可能性が高くなります。
②市場規模が小さな商品
これには大企業が手を出さないため、中小企業にとって都合の良い商品になります。
③競争相手がいない商品
④同業者が見落としていて誰も手に掛けていない商品
すき間商品やニッチと呼ばれるものがそうです。
⑤世の中に必要なものだが大企業が手を出さない商品・サービス
典型例として、葬儀関連の業種があります。
これらの条件をもとに重点商品を決めれば、1位づくりが早くなります。