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企業存続のために最も大切な「利益」の考え方は?②-1

2019年2月7日 カテゴリ: 経営

利益は幻想、存在するのはコストだけ?

 事業経営においては、目標とする売上を獲得すると同時に、しっかりと利益を確保することが重要です。

 しかし、ドラッカーは「利益は幻想、存在するのはコストだけだ」と述べています。

 それはなぜなのでしょうか?

⑴利益=キャッシュではない

 私たちは企業の決算書(損益計算書)に表示されている「利益」を見て「儲かった」と思いがちですが、この「利益」は計算上、売上(収益)から費用を差し引いた金額がプラスであるという意味で「キャッシュ」(現金)が増えているという意味ではありません。

 例えば、下図のA社のように、売上も費用も全て現金で取引されれば、利益とキャッシュ・フロー(現金の収入・支出)は一致するのですは、実際の取引では、売上や仕入れが掛けで取引されることが多いため、利益とキャッシュ・フローが一致するとは限りません。B社やC社の場合、売上時点で利益が出ているように計算されても、実際に現金が預金口座に貯まってはいません。

 利益に関係なく、会社の血液ともいえる現金が不足すれば会社は破綻することになります。

※現金の他、普通預金・当座預金・現金同等物も含まれる。

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