「金融検査マニュアル」廃止で中小企業の融資環境が変わる!④
2020年2月27日 カテゴリ: 金融
Q4 今後、中小企業が融資を受ける際、金融機関に対してどのような説明が必要になりますか?
A4 次の4点について説明が必要になります。
①いくら資金が必要なのか?(必要性)
②その資金を何に使うのか?(資金使途)
③どうやって返済するのか?(返済原資)
④なぜ返済できるのか?(実現可能性)
特に必要なのが、返済原資と現実可能性であり、これは、将来キャッシュ・フローと中期経営計画書で説明します。「将来キャッシュ・フロー」とは、返済原資であり、それを生み出すための計画が「中期経営計画書」になりますので、この計画によって「なぜ返済できるのか」を説明することになります。経営計画の策定にあたっては、決算書が重要になります。決算書は、中期経営計画の策定の基(スタート台)になるものであり、融資後に金融機関が企業の業績をチェックするものでもあります。その情報開示には、会計事務所の支援が欠かせません。