「金融検査マニュアル」廃止で中小企業の融資環境が変わる!③
2020年2月26日 カテゴリ: 金融
Q3 金融検査マニュアル廃止によって、何が変わるのでしょうか?
A3 従来の「形式・過去・部分」を重視した融資から、「実態・未来・全体」を重視した融資へと変わることになります。「実態重視」とは、個々の企業の事業内容を評価することです。「未来重視」とは、過去数値ではなく、将来の見通しや経営計画を重視していくことです。「全体重視」とは、財務情報の分析だけでなく、ビジネスモデルや取引関係、技術力や販売力、社長の経営姿勢、ビジョンなど決算書には表れない非財務情報も評価していくことです、言い換えると、融資において、融資先企業の事業内容や将来性を評価した「事業性評価融資」や本業支援をはじめ、担保・保証にとらわれない融資に積極的に取り込むことで、特に運転資金などの「短期継続融資」の増加が期待されています。