小さな会社の「必勝の経営術」⑧-5
2020年2月12日 カテゴリ: 経営
弱者の戦略⑫
社長は競争相手よりも多く仕事せよ
(2)質を高めるには?
働き方改革において「時短」が叫ばれる中、このような「時間戦略」については、疑問を持つ人もいるはずです。社長の実力は「仕事時間2×質」ですから、仕事時間のほか、業績を良くするには、質を高めることが欠かせません。質の中心は「戦略」であり、「商品戦略」「地域戦略」「営業戦略」などが主な対象になります。これを担当するのは社長の役目ですから、社長は経営戦略の研究に力を入れるべきです。社長の労働時間の3~5%を経営戦略の研究に当てると、バランスがとれた時間配分になります。社長が仕事に投入する時間が多くなり、かつ、戦略策定力が高まれば、それにつれて会社の業績は良くなる可能性が高まります。まずは、社長の仕事時間を再点検しましょう。