小さな会社の「必勝の経営術」⑧-4
2020年2月11日 カテゴリ: 経営
弱者の戦略⑫
社長は競争相手よりも多く仕事せよ
(1)社長の実力を高めるには?
多数の競争相手がいる中で業績を良くするには、同業者よりも「社長の実力」を高めなければなりません。「社長の実力」は「仕事時間2×質」で表すことができます。これを微分すると時間が67%、質が33%になり、ほぼ7対3の比率になります。「社長の実力」を高めるには、まず競争相手よりも仕事時間を多くする必要があります。中小企業の年間平均労働時間は1,850時間とされますから、ここに「ランチェスター法則」によって導き出された「必勝の条件」(競争相手の1.73倍の経営力を投入する)をもとに計算すると、社長が働く時間は、年間3,200時間になります。社長の始業時間は、遅くても7時30分より前に設定しましょう。終業じかんが夜遅い小売業や飲食業は、始業時間をずらします。