小さな会社の「必勝の経営術」⑥
2019年11月20日 カテゴリ: 経営
1位を目ざす重点地域をつくる
ヒト、モノ、カネに限りのある中小企業が企業活動の源である粗利益を生み出す唯一の手段である商品やサービスを、効率的、効果的に販売するためには、中心的に販売する営業地域を決めることが重要です。
※本稿は、竹田陽一氏(ランチェスター経営㈱代表)の執筆によるものです。
卸売業のように、仕入価格と売値がほぼ決まっていて、自社の都合によって粗利益率を高くすることが難しい業種や、製造業でも1回当たりの取引高が小口になる業種、さらに包装資材やコンクリート二次製品(電柱、ブロック、U字構など)のように、価格に対して配送コストが割高になる業種では、営業地域の決め方が特に重要になります。