企業存続のために最も大切な「利益」の考え方は?②-2
2019年2月8日 カテゴリ: 経営
⑵会社はコストの塊
ドラッカーは、「およそ企業の内部には、プロフィットセンターはない。内部にあるのはコストセンターである。技術、販売、生産、経理のいずれも、活動があってコストを発生させることだけは確実である。しかし成果に貢献するかはわからない」(P.F.ドラッカー『創造する経営者』(ダイヤモンド社、2007)P5)と企業活動の本質をついています。
利益は企業の外部からしか獲得することはできません。営業活動を通じてお客様から商品の注文をいただき、その代金が回収できたときに、はじめて利益を獲得したことになるのです。それまでは、単にコストを消費しているにすぎません。
したがって、社員が意識して利益を生み出す活動に力を注がなければ、社員はただ忙しいだけで、その活動に要したコストは、利益として回収されないことになってしまいがちです。