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小さな会社の「必勝の経営術」②-3

2019年11月5日 カテゴリ: 経営

強者の戦略⑦

強者は、弱者が新製品を出せば、直ちに同じ製品を発売する

 弱者が業績向上を狙って新製品を発売したとき、それを放置すると、弱者が勢いづき、やがて強者の地位を脅かし始めます。そのような事態を防ぐため、強者は直ちに弱者と同じ商品を発売して、弱者の売上が伸びないようにします。それには多くの経費が必要になりますが、これは1位の地位を守るためのいわば”損害保険”であり、手抜きはできません。かつてキリンビールは、アサヒビールが「スーパードライ」を発売したとき、「お手並み拝見」と手をこまねいているうちに地位を逆転されてしまいました。

強者の戦略⑧

強者は、資金力を活かして関連会社に出資する

 強者は、市場の範囲を広くする(強者の戦略③ 2019/10/31配信)過程で、都合の良い会社があれば、それをM&A(出資や買収)することで、弱者を包囲します。M&Aは、強者の戦略です。弱者が「良い会社が売り出されているから」という理由で、本業と関係ない会社をM&Aしてはいけません。

強者の戦略⑨

強者は、重装備な経営をして弱点を作らないようにする

 強者は、生産に必要な機械、土地や工場に大胆に資金投資して、重装備な運営をすることで、弱点を少なくして弱者がつけ入る隙を与えません。

 以上が強者の戦略の中心部になります。強者の戦略が実行できる会社は、わずか0.5%しか存在しませんので、強者の条件を満たさない会社が、この戦略をマネをすることは思い止まるべきです。

 次回からは「弱者の戦略」を6回に分けて解説します。

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